(株)アネ゙デパミ゙のブログ

くだらないことをさらにくだらなく

【その他】マルチに誘われている話(進行中)

有休が消化不良を起こしているな(挨拶)

 

こんにちは。Let's 有休消化、アネデパミ( @ane_depami )です。

 

ネットワークビジネスに誘われている話

まず勘違いをしないで頂きたいが、私はマルチやネットワークビジネスをしている人を批判しているわけではない。

マルチ商法』自体は特商法でも認められているし、きちんと法令遵守とモラルが保たれているのであれば問題ない。私自身は副業しなくても食っていけるし、するにしても多分教育関係だろうから火の粉がかかることもない。私自身の世界に土足で踏み込んでさえ来なければ、別段気にも留めない。

ただ、この手の話において『合法』かつ『モラルを保って』行われることは無いわけで...。

 

※プライバシーを保つため、人間関係や名称等を若干変更して記載しております

 

法令遵守(コンプライアンス)とは、ただ単に法律を守るという側面と、「後でつつかれたときに説明できないことはするな」という側面がある。

私は現職が特定商取引法の範囲に該当する役務提供に関する仕事なので、ここでのコンプライアンスは、主に特定商取引法(特商法)を遵守しているか、という一点に尽きる。

なぜ「コンプライアンス」と「特商法」について先に触れたかというと、今回の勧誘手法が思いっきりこれらを無視していたからだ。ビジネスやるなら法律くらい勉強しとけ。

 

転職の話もまとまり、現職の引継ぎ等もほとんど完了したころ、大学時代の知人からLINEメッセージが届いた。

「おひさ!何しとん?」

「仕事やで」

などとやり取りを続けていくうちに、なんだか違和感を覚える。

彼は元々おとなしいタイプの人間だったが、それにしてはテンション高めのLINEメッセージが送られてくるのだ。顔文字やスタンプの多用はもちろん、メッセージの内容も普段の彼からは想像ができないものだった。

私は思った。

女でもできたか?

 

だが、私のIQ200越えの名推理は次のやり取りで打ち砕かれることになる。

「有休消化は何するん????☺☺」

「(?と顔文字うるせえな)のんびりしよっかなーと思ってる」

「それはもったいない!!笑 のんびりするくらいなら僕と一緒に面白いことしよ!!」

そっちか~W

 

学生時代や社会人1年目の時も○ムウェイにはまってしまっている人は見てきたが、どうやらこいつもそちら側に行ってしまったようである。宗教かMLMかどんなものに誘われるのかわかったもんではなかったが、どうやら健康食品関係のものらしい。

 

人を疑うことを知らない純粋無垢な当ブログの読者に簡単に説明すると、アム○ェイや○リックスのようなビジネスモデルを『連鎖販売取引』という。連鎖販売取引とは、

 

①物品の販売(または役務の提供など)の事業であって
②再販売、受託販売もしくは販売のあっせん(役務についても当てはまる)をする者を
③特定利益が得られると誘引し
④特定負担を伴う取引(取引条件の変更を含む。)をするもの

 

と定められている。具体的には『入会すると定価より安くウチの商品を買えるから、ほかの人に勧めて売れば儲かるよ。だから入会しない?』みたいなものがこれに当たる。

ねずみ講と同一視されがちだが、ねずみ講と異なるのは商品が介在していることと、物品のやり取りである以上、正しい運用がされればその取引は有限足りうることである。

ただし共通点もある。それは一人が樹形図の上に立ち、下のものから吸い上げるという構図である。まるで葉で光合成して作られたエネルギーを幹が吸収し、高く育っていくかのようだが、連鎖販売取引では、枝葉の一つ一つがまた幹となり利益を吸い上げていく。

よく怪しいセミナーで「年収1,000万!!」などと謳っているが、そのレベルに達する人は1%にも満たないのが実態である。「上から商品を安く(ただし大量い仕入れるので事実負担は高額の場合が多い)仕入れたはいいが、売る相手が見つからない」「売る相手が見つからないから友人を伝手として頼る」「友人相手に何を勧めるんだと信用を無くす」ということになり、はじめのうちこそ信用と貯金を切り崩して何とかなるが、そのうち散って行ってしまう。冬という厳しい時期でも残っていられるのは幹や太い枝のみで、小さな枝や葉は枯れていってしまう。

そうなると、多少強引な手法を取ろうとも利益を上げる、もしくは損切を行おうとする人も一定数以上いる。

 

「僕の友達に凄い人がいるからぜひ紹介したい!!!」

「(めんどくせー)Zoomならいつでも切断できるからいいよ」

「わかった!!△△日の××時で!!!!!」

「あくまで会うだけやで。勧誘はお断りな

「わかった!!!」

「(バカめ)ほーい」

 

特商法が定める連鎖販売取引には、以下のような行政規制がある。

 

統括者(連鎖販売業を実質的に掌握している者)、勧誘者(統括者が勧誘を行わせる者)または一般連鎖販売業者(統括者または勧誘者以外の連鎖販売業を行う者)は、連鎖販売取引を行うときには、勧誘に先立って、消費者に対して、次のような事項を告げなければなりません。

1. 統括者、勧誘者または一般連鎖販売業者の氏名(名称)(勧誘者、一般連鎖販売業者にあっては統括者の氏名(名称)を含む)
2. 特定負担を伴う取引についての契約の締結について勧誘をする目的である旨
3. その勧誘にかかわる商品または役務の種類

 

簡単に言うと、開口一番に「あなたを今からこれこれこういった業態に誘いますよ」と言わなければならない、ということである。

私が今まで出会ってきた勧誘は、大体これを守っていない。

もう一つ。

 

1. 勧誘を開始した時点で、相手に勧誘を受ける意思があるかどうかの確認
2. 断る意思表示を行っている相手に対し、その場で勧誘を継続したり、再度来訪して勧誘したりする事の禁止

 

先ほどLINEで「勧誘はお断りやで」と意思表示しているので、勧誘活動はできない。勧誘行為が見受けられた瞬間にそれを指摘するし、ひどければ警察に突き出してやろうと思う。

 

ちなみに私は別に正義感でやっているのではない。こういったビジネスに誘ってきた時点で信用は地に落ちているし、友達とも言えない。

最初にも書いたが、私自身の世界に土足で踏み込んできたことももちろんあるが、その私の世界を形作ってくれている、本当の友人、家族、同僚、先輩後輩などに被害がいかぬよう、さっさと私の目の届くところから退散していただく。

 

問題の勧誘方法はまた今度。

 

Zoomでのやり取りを書くかどうかはわからないが、このブログを読んでくれている人には知人もいるので、我が大阪大学出身者に勧誘してくるやつがいるということだけ忠告しておく。

 

この記事を読んでくれた人は気を付けてね。

 

それではまた!!