【その他】ABC分析とトリアージ
業務効率化や労働生産性も大切だけれど、こなせないような大量の業務を降らせるほうも問題がある(挨拶)
こんにちは。アネ゙デパミ゙(@ane_depami)です。
大量の業務がある場合は『象限分け』や『分類』を行うことで業務効率化や労働生産性を担保します。何よりも計画を立てて段取り組をすることが大事ということですね。
今日は『象限分け』や『分類』をより効率的に行う方法として、『ABC分析』と『トリアージ』についてお伝えしましょう(導入が雑)
皆さんは『ABC分析』という言葉を聞いたことがあるでしょうか。恐らく聞いたことが無い人の方が圧倒的に多いと思います。
実はこの『ABC分析』と呼ばれる手法は、専門的な言い方をしているだけであって、実は既に知らず知らずのうちに実行している人も多いです。
構成比率の高いものから順にデータを並べ、たとえば、構成比80%までの項目をA、構成比80%から95%までの項目をB、その他をCというようにランク付けし、パレート図を使って項目の重要度を分析する方法。〔コトバンク〕
分かりやすく言うと、在庫管理といった業務以外での『ABC分析』は、『象限分け』とほぼ同義であると言って差し支えありません。文字通り『分析』する際に使うことが多い手法ですが、今回は業務効率化としてのABC分析の方法をお伝えしましょう。
例えば、次のような場合、どのように営業戦略をたてていけば良いでしょうか。
・あなたは家庭向け商材の新規営業を行っている(布団でも掃除機でも宝石でも保険でも教材でも新聞でも何でもいいですよ。今回は便宜的に新聞にしましょう)
・他社の新聞を取っているかどうかは実際に聞いてみるか、ポストをみて判断するしかない
・大まかな年収は家賃や地価等で判断できる
・あと1週間程で結果を出さなければならない
ここでお互いの認識をしっかり固定させたいのですが、新聞を2社以上取る人はあまりいないでしょう。初めから複数社の新聞を取ろうという人は最初からそうしているはずですし。
よって以下の2パターンの分類が出来ます。
新聞を取っているor新聞を取っていない
新聞はある程度の生活の余裕がなければ取ろうとはしないでしょう。つまり、ある程度の年収があるか無いかで新聞の検討をするかしないかが変わってきます。私が勤めているのは新聞会社ではないので正値ではありませんが、ここではあくまで手法の話なので、「世帯年収が500万を越えると新聞を取りやすくなる傾向にある」とします。
よって、以下の2パターンの分類が出来ます。
よって以下の4パターンに分類することが出来ます。
①新聞を取っていない世帯年収が500万以上
②新聞を取っていない世帯年収が500万未満
③新聞を取っている世帯年収が500万以上
④新聞を取っている世帯年収が500万未満
タイムリミットが近い場合、ローラー作戦を仕掛けるわけにもいかないので、②と④は捨てます。いくら営業が上手くても無い袖は振れませんから。余裕があれば回るくらいに考えておきましょう。
よって①⇒③⇒②,④という順番で営業を行っていくという戦略になります。
もちろんこれは『ABC分析』のほんの一例にすぎませんし、かなり簡略化しています。しかしながら、この手法は項目を自分で入れ替えるだけで様々な場面で使えるので非常に重宝します。
日常生活や営業以外にも応用ができるので、「こんなのあるんだ」くらいに知っていただければ大丈夫です。
同じく『象限分け』や『分類』の手法には、工数や価格帯といった定量的・客観的な判断基準ではなく、「優先度」という定性的・主観的な判断基準で分ける方法もあります。いわゆる、『トリアージ』と言われるものです。
大事故・災害などで同時に多数の患者が出た時に、手当ての緊急度に従って優先順をつけること。
工数が限られているにもかかわらず、大量の業務や対象がある場合、仕事の優先順を決める必要があります。納期が迫っているものや即対応しなければいけないものはもちろん優先順位が高くなるでしょう。
逆に、即対応が必要でなく納期が先の仕事は優先度は低くなります。
さらに、他人に振ることが出来る仕事は人の手を借りるということも大切なことです。
もちろんこれだけでも立派な『分類』ですが、『ABC分析』を使ってこのように分類してみましょう。
①即対応の自分しかできないもの
②即対応の自分以外でも対応できるもの
③即対応でない自分しかできないもの
④即対応でない自分以外でも対応できるもの
このように分類が出来れば、あとは①⇒③⇒②⇒④の順で業務を行っていけば良いです。注意点があるとすれば、人に仕事を依頼する際は引継ぎや礼節を欠かないようにしましょう。部下や同期、パートスタッフにも彼らの業務があるのを忘れてはいけません。
・
・
・
・
いかがでしたでしょうか。これから就活を迎える人、4月から社会人になる人(ご愁傷様です)、すでに社会人の人様々いらっしゃると思いますが、少しでもお役に立てたのなら幸いです。
それではまた!!